搾乳器は自動がいいの?手動がいいの?メリット・デメリットを比較!

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はじめに

こんにちは、みの丸です。

私が息子を出産した後、母乳育児を軌道にのせるまで活躍してくれたのが、搾乳器です。

搾乳器には、自動で母乳を搾ってくれるものと、手動で搾るものがあります。

どちらを買えばいいのか?

私は断然自動がオススメです!

この記事では、私が自動をオススメする理由と、どういう方に搾乳器が必要か、自動と手動のメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。

  • 妊娠中で、搾乳器を買うべきかわからない
  • 産後搾乳器を買おうと思ったが、自動と手動で迷っている

という方に、参考になればと思います。

搾乳器はどういう人に必要?

そもそも搾乳器は、どういう人に必要なのでしょうか?

ケース1)母乳の出が良すぎる

母乳の出が良すぎて、赤ちゃんが飲むだけでは母乳を出しきれず、おっぱいが張ってしまう、という方です。

私も、母乳がよく出始めた頃は、息子の飲む量(需要)よりも供給が上回っていたのか、よく胸が張っていました。

息子に飲んでもらうのが1番なのですが、お腹一杯で飲んでくれない、というときは搾乳器で搾っていました。

ただし注意点が1つあります。

搾乳器でおっぱいが空っぽになる程搾ってしまうと、余計に母乳の分泌が増えてしまいますので、この場合は、搾りすぎに気を付けましょう。

私も、おっぱいがふにゃふにゃになる程は搾らず、息子の需要が徐々に供給に追い付いてきたら、この使い方は止めました。

ケース2)赤ちゃんと離れる時母乳を飲ませたい

赤ちゃんを預ける、または母子どちらかが入院している、などで赤ちゃんと離れる時、ミルクではなく母乳を飲ませたい、という方です。

搾乳して冷蔵・冷凍保存しておけば、誰でも赤ちゃんに哺乳瓶で母乳を飲ませられます。

ケース3)赤ちゃんの哺乳力が弱い

産まれて間もない赤ちゃんによくあることです。

うちの息子も、初めのうちは吸う力が弱く、なかなか母乳が飲めませんでした。

哺乳瓶の方が楽に吸えるので、成長して吸う力が強くなるまでは、1日1~2回搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませていました。


以上のことに、1つでも当てはまる方は、搾乳器を買ってムダにはなりません。

特に、母乳育児を目指していて、3つ目の条件に当てはまる方は、買い一択だと思います。

母乳育児では、頻回授乳をして、1日に何度も乳頭に刺激を与えることで、母乳の分泌を増やしていきます。

赤ちゃんが母乳を飲めていなくて哺乳瓶で補う時、ミルクにしてしまうとその乳頭刺激を与えられません。

赤ちゃんが直接吸うほどではありませんが、搾乳器による乳頭刺激でも、母乳の分泌は促されます。

そのため、母乳育児を目指すのであれば、できるだけ搾乳器を使用する方が軌道に乗りやすいです。

自動と手動どっちがいい?

では、買うとなったら自動と手動、どちらがいいのでしょうか?

私の経験上では、圧倒的に自動をオススメします。

オススメする理由は、とにかく手動よりも自動の方がメリットが大きいのです。

逆に言うと、手動のデメリットが大きすぎるのです。

では、ここから自動のメリット・デメリット、手動のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。

自動のメリット

手が痛くならない

これが、自動搾乳器の最大のメリットです。

私も経験しましたが、産後、毎日何度も繰り返される抱っこと授乳とおむつ替え、その他赤ちゃんのお世話により、腱鞘炎になってしまうことがあります。

手動搾乳器のハンドルをシュコシュコ引くのは、普段は軽々こなせても、腱鞘炎の時にはかなり辛い動作となります。

逆に、毎日手動の搾乳器を使用することで、腱鞘炎を発症してしまうこともあります。

腱鞘炎は、1度なるとすぐには治りません。そして、安静が1番の薬です。

ただでさえ、赤ちゃんのお世話で完全に安静には出来ない状況で、搾乳にまで手を酷使してしまったら、いつまで経っても良くなりません。

搾乳器の使用頻度の高い方には、特に自動の方がオススメです。

時短

自動の方が、手動よりも搾乳時間を短縮できます。

私は産後入院中、手動の搾乳器を借りて使用していましたが、やはり手動だと手が疲れてしまい、休み休みの使用になるので時間がかかります。

自動搾乳器だと、手動のように自分のペースで搾乳は出来ませんが、一定の強さ・一定の早さで搾乳することができるため、結果的に手動よりも早く効率的に搾乳を終えることができます。

搾乳量が多い方は、特に時短になると思います。

マッサージモードがある

全ての自動搾乳器にあるとは限りませんが、モードの名称は違えど有名どころには必ずついているモードです。

搾乳モードの前に、乳首を弱く吸引して、赤ちゃんが吸っている様な刺激を与え、母乳の分泌を促してくれます。

2分程の短い刺激ですが、この間に、おっぱいがツーンとして母乳が出てくる感覚をよく感じたので、母乳が出やすくなる効果はあるのだと思います。

手動にもマッサージモードに切り替えられるものがありますが、やはり自動でマッサージしてくれる方が手の負担が少なく、面倒臭さも感じません。

ながら搾乳ができる

これは、地味に嬉しかったことです。

自動だと、片手でおっぱいに被せた搾乳カップを支えるだけで搾乳できるので、スマホで遊んだり、テレビのリモコンをポチポチしたり、お煎餅食べたり…ながら搾乳ができます。

手動でも片手で出来なくはないですが、ハンドルを動かす分安定せず、片手でおっぱいを支えなければ搾乳器が外れそうになるので、やはり自動の方がやりやすいです。

ただ、自動でも搾乳カップは哺乳瓶と繋がっているので、片手だと少し重いです。私はテーブルで支えたり、寝転がっていい感じのポジションを探したり、工夫してダラダラしていました。

そこまでしてながら搾乳しなくていーわ、という方もいらっしゃるでしょうが、リフレッシュに飢えたママさんにとって、些細な隙間時間の息抜きは、立派なストレス解消になります。

自動のデメリット

値段が高い

自動搾乳器最大のネックです。

大手だと9,000円前後、めちゃくちゃ高い物だと、20,000円を軽く超えます。

手動並みに安く、評判の良い物もありますが、良し悪しがあるようで見極めが大事そうです。

ピジョンなど安心な国産や、有名なメデラなど実績のある外国産が無難ですが、そうなると、ご予算は安くても10,000円は必要となります。

パーツが多い

よく、自動は手動よりもパーツが多いので、分解や組立が面倒、と言いますが、私は正直全く気になりませんでした。

2~3回使えば慣れて、分解も組立も1分もかかりませんでした。

消毒も、ミルトン(薬液)に浸けるだけで済むので楽チンです。

ですので、多少のパーツの多さで購入を怯む必要はないと思います。

手動のメリット

値段が安い

手動搾乳器の最大のメリットです。

国産の高い物でも、4000~5000円で購入できます。

これから子育てにお金がかかることを考えると、自動の半額で買える、というのはとても魅力的です。

力加減ができる

この点は、自動よりも優れています。

自動でも、細かく吸引の強さや早さを調節できますが、さすがに自分の思うペースぴったりに、とはいきません。

私も、初めは病院の手動搾乳器で好きに調整しながら搾乳していたので、自動を初めて使ったときは、少しもどかしく感じました。

ただ、自動でもすぐに自分に合った吸引モードを見つけ、効率よく搾乳できたので、どちらがいいかはそれぞれのお好みだと思います。

手動のデメリット

手が痛いと使えない

これが、唯一最大のデメリットです。

値段も安く、使い勝手も良い、ただし、手を痛めると使えなくなる。

産後、多くの方が程度の差はあれど、腱鞘炎を経験します。

つまり、多くの方が手動搾乳器を使えなくなる可能性が高い、ということです。

ネット上でも、「手動の搾乳器を買ったものの、手が痛くて結局後から自動搾乳器を買った。」という声をよく見かけます。

もちろん、手動でも快適に長く使えた、という声もたくさんありますが、もし手を痛めてしまうと、折角買ったのにタンスの肥やしになってしまいます。

実際、私ももし手動を購入していたとしても、退院後1ヶ月足らずで手首を痛めたので、すぐに自動に買い替えていたと思います。

自動より安いと言えど、買ったのに使えないのはさすがにもったいないと思います。

結局どちらを買えばいい?

色々メリット・デメリットがあるのは分かったけれど、結局自分にはどちらが合っているの?

そんな方は、次のことを目安にすれば判断がつきやすいと思います。

こんな方は自動の方がオススメ

・搾乳回数が多い方
例)毎日数回搾乳する、週に3~4日は搾乳する日がある、という方

・搾乳量が多い方
例)1回の搾乳に片方10分以上かかる方

・既に腱鞘炎になっている方

上記の方は、自動でないと手を痛めてしまう、又は悪化させてしまう可能性があります。

・長期間搾乳器が必要とわかる方
例)赤ちゃんがNICUで入院中の方

様々な事情から長期間搾乳器が必要となることが予想できる場合、絶対に自動をオススメします。

産後すぐ赤ちゃんがNICUで入院するなど、直接授乳が出来ない場合、母乳分泌維持のため1日8回、3時間おきの搾乳が推奨されています。

仮に1回15分とすると、8回かけると1日120分。これを手動もしくは手搾りで、となると確実に手が壊れます

搾乳時間短縮のためにも、絶対に自動を買うべきだと思います。高額でも、十分元をとれます。

こんな方は手動の方がオススメ

・搾乳回数が少ない方
例)週に1~2回しか搾乳しない方

・搾乳量が少ない方
例)1回の搾乳が片方5分程で終わる方

上記の方は、手を痛める心配も少なく、手動でも事足りると思います。

・安く済ませたい方
例)経済的に厳しい、節約が好き

とにかく安く済ませたい!という方は手動がオススメです。やはり主婦の金銭感覚では、自動の半額というのは見過ごせないでしょう。

購入時期

では、どちらを買うか決まったところで、妊娠中の準備リストに入れるべきか、悩む方もいらっしゃいます。

答えは、妊娠中に買う必要はない、です。

搾乳器が必要無かったり、手動を買ったものの自動が必要になったり、逆に自動を買ったけど手動で十分だったと後悔したり。

どの程度搾乳器を使うか、そもそも必要なのかは、産んでからでないとわかりません。

入院中に必要であれば借りられるので、試しに使ってみてから購入を考えたのでも、十分間に合います。

ただ、赤ちゃんに病気がある、双子などで未熟児の可能性が高いなど、あらかじめ赤ちゃんの長期の入院が予想される場合であれば、事前に購入しておいてもいいと思います。

搾乳器紹介

搾乳器はたくさんのメーカーが製造しており、機能も値段も様々で、ここでは紹介しきれないほど種類が豊富です。

ですので、ひとまず私が使用したことのある搾乳器を、ご紹介したいと思います。


メデラのシンフォニーです。こちらは、私が産後入院中、乳腺炎になってしまい胸がガチガチに張っている時に使用したのですが、全く痛みもなくスムーズに搾乳してくれました。

かなり優秀な搾乳器なのですが、病院向けのもので家庭で使うにはレンタルするしかなく、値段も高額なので、あまり一般向けではありません。

ただ、私は使ったことないですが、シンフォニーと同じ使い心地だと、とても評判な搾乳器があります。

同じくメデラのスイングです。こちらは、シンフォニーよりかなり小型で持ち運びもでき、バッテリーで充電できるのでコンセントがなくても搾乳できる、一般の家庭向きの搾乳器です。

私がシンフォニーを利用したのは1度だけで、入院中主に利用していたのは手動搾乳器でした。ただ、どのメーカーだったのかわからないので、次は私が退院してから使用していた自動搾乳器をご紹介します。

ピジョンのFirstClassです。

こちらは、マッサージモード(搾乳準備モード)と搾乳モードの2種類あります。マッサージモードは2段階の早さ、搾乳モードは4段階の早さと、7段階の強さに調節できるようになっています。

吸引の痛みもなく、たくさん搾乳できてとても使いやすかったのですが、現在はバージョンアップ版が出ており、そちらが主流なようです。

ピジョンのプロパーソナルです。

見た目かなりスタイリッシュになっています。以前はコンセントか電池での使用でしたが、これはバッテリーで充電できるので、コンセントがなくても使用できるようになりました。

更に、搾乳ステップのモードが進化しているようです。3モード×6段階に調節できます。

この本体内蔵のモードに加えて、専用アプリを入れることで更に3つのモードが使用できる進化ぶり。

スマホから搾乳器の操作も出来て、搾乳した母乳の量なども記録できるそうなので、母乳育児の心強い味方になりそうです。

まとめ

以上、搾乳器のメリット・デメリット比較でした。

私は、メリット・デメリットを総合してやはり自動がオススメです。

搾乳器をいつまで使うかわからないため、元をとれるか、を悩んでしまう方は多いと思います。

しかし、例え1ヶ月しか使わなかろうと、子育てで最も体力的にキツイ時期である授乳期に、1ヶ月間楽ができるというのは、十分お金を払う価値があります。

それほど、手動と自動では手間や搾乳にかかる時間、疲労感に差が出ます。

週に数回の圧抜き程度の利用であれば手動で十分ですが、それ以上使うのであれば、例え短期間だろうと自動を買って後悔は無いと思います。

搾乳器の使い方は人それぞれですが、自分に合った搾乳器を見つけて、少しでも子育てが楽になるといいですね!

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